こんばんは、舐め好きハニーです。
今日は「オスメス理論」で一番ベースとなる考え方をご紹介します。
現代社会で、例えば女性100人男性100人で婚活パーティーするとして、どういう姿が望まれるでしょうか。
究極的には、社会は100組のカップルが成立することを理想としている、といえるでしょう。
いわゆる一夫一妻制です。
近世100~200年くらいで整備された、人間様がお作りになったルールです。
このルールのもとでは、一度ペアが成立したら以降はパートナーを交換してはならず、もししてしまった場合は倫理(=人間様がお作りになったルール)に反するので「不倫」と称されます。
一方で動物界はどうでしょう。
メス100匹オス100匹がいたら100組のカップルができるかというと、それはまずありません。
オス同士はメスをめぐって戦い、勝ち残った一部のオスだけが血を残すことを許されます。
これを代々重ねて、優秀な血だけが受け継がれるのが動物界の仕組みであり、掟です。
戦うオスライオン
(C)SONY デジカメaシリーズより動物界ではどうしてそうなるのか、もう少し深く考えてみます。
まず前提として、メスもオスも、あるいは女も男も「自分の血と異性の血を掛け合わせ、優秀な子孫を残したい」という思いは共通とします。
しかし、それを実現させるためのアプローチは、男女でまったく異なります。
哺乳類のメスは、生涯に残せる子供の数が限られます。
人間ならせいぜい数人程度です。
一方オス側は精子なので、その気になれば無制限です。
つまり、オスの種は慢性的な供給過剰。
ゆえにオスは常に選別される立場であり、常にオス同士の競争が発生します。
昔「けんかをやめて」という河合奈保子さんの歌がありましたが、あれはごく自然なことといえます。
これをふまえ女性側の観点で考えると、数少ない子供を残すチャンスを生かすために「世の中の35億人の男性から、自分が『この人だ』と思えるたった一人の最良の人と巡り会う」ということが大命題だといえるでしょう。
ろくでもない男三人にモテるより、たった一人の最良の男性に愛される方が幸せなはずです。
女性が「なぜ恋愛をするのか?」のヒントにもなるでしょう。
一方男性側の視点では、女性を選ぶ云々以前に、まずオスとしての競争に勝ち残ることが重要になります。
また、特に動物界では、生まれた子が大人になる確率は非常に少ないものです。
(例えば鮭の稚魚が川に戻ってこれる確率は2%程度)
それをふまえると、特に動物界のオスは、まずはオス同士の争いに勝利し、そのあかつきにはメスからの「あなたの優秀な血を分けてください」のオファーに極力応え、自分の血を少しでも残したい、と考えることになるでしょう。
このように、メスとオス、女と男は、その体の構造の違いにより、異性へのアプローチがまったく異なります。
限られたチャンスのために、最良のオスを一匹だけでいいから選別したいメス。
オス同士の争いに勝利した後には、血を残す機会をできるだけ生かしたいオス。
これが動物界の掟です。
もうお気づきと思いますが、人間様が近世100年でお作りになったルールと、動物界の掟は、矛盾が生じています。
この矛盾が、今日いろいろなところで発生している男女のいざこざの本質的な要因と私は考えています。
続きはまた今度!
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- 2019/04/10(水) 23:30:00|
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